たまたまそこにあったから。

マームとジプシーのCOCOONというお芝居を東京芸術劇場に観に行ってきました。

原作は今日マチ子さんの漫画「cocoon」。

原田郁子ちゃんが音楽を担当していて、ZAKさんが音響、青葉市子ちゃんも女優として出演しているということで、急遽、行かせてもらいました。

https://instagram.com/p/480CEutfyY/

初めての東京芸術劇場

池袋の駅から歩いて会場に向かっていたら並走して歩いている隣の男性を見たら、ZAKさん。声かけたら、「あれ?なにしてんの?」て。笑

お芝居観に行く以外、何があるっちゅうねん。笑

 

それにしても、なんかものすごいものを観た・・・。

まさに命がけのお芝居。ずっとゾクゾクしてた。

いのちといのちがぶつかるおとをきいた・・・。

 

降り注ぐように落ちてくる郁子ちゃんの曲を浴びながら。

曲がハマりすぎて、相まって。

どんどんと舞台に引き込まれて、気づいたら、涙がポロポロと、止まらなくなっていた。

 

私の生きてきた人生の半分も満たない少女たち。

勉強も遊びも音楽も取り上げられ、恋も知らずにお国のために、兵隊さんのために、昼夜寝る間も食べるものもなく働いて、儚くも散っていった沖縄の女学生たちの尊い命。

たとえ生き残れたとしても、それはあまりにも過酷で残酷な日々。

 

誰も死にたくなんてなかった

たまたま戦争がそこにあったから・・・。

たまたまそんな時代に生まれてきたから・・・。

 

今なのか70年前のことなのか、時々わからなくなるような演出が、より私の心を揺さぶってきた。

なんだかズドーンときすぎて、まだ消化できていないのだけど。

だからまだ、うまく言葉にできないのだけど。

 

クラムボンで一番好きな曲「folklore]からはじまり、みんなで歌う「波間にて」。

そして、「青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている」。

大好きなあの曲が、あんなにも違って聴こえた。

 

市子の演技もすっごくすっごく良かったなぁ...。

演技というか、「えっちゃん」そのものだった。

 

お芝居には、そんな女学生たちと同じくらいか、もう少し上くらいの女生徒たちが1クラス分くらいで観に来ていた。

彼らがこれを観て、どう思ったのか、感じたのかをすごく聞きたくなった。

 

昨日、おおはた雄一くんがcocoonを観てきたという話から、みんなで戦争の話になったのだけど。

安全保障問題の賛成派反対派どちらも、今、戦争という言葉にすごく敏感で、自分も含め、「戦争」という言葉を意識し、発している人が多い気がするって。それが怖いって。

そう言われてみてハッとした。

みんながみんな、戦争に意識を集中させていること自体が、慣れとなってしまっていくんじゃないかっていう恐れ。

 

そんな話をしながら、JAZZ羊羹のドからラを美味しくいただいた。

https://instagram.com/p/475kAWNf0v/

 

誰も死にたくなんてなかった

たまたま戦争がそこにあったから・・・。

たまたまそんな時代に生まれてきたから・・・。

 

なんて、私は自分の子供や孫に言わせたくないな。

 

このあいだ、「シャトーブリアンからの手紙 」という映画を家で観た。

これも、ナチス統治下でのフランスの話。

フランス人政治犯などを多く収容する捕虜収容所がシャトーブリアンにあり、ドイツ人将校がある日、一人暗殺されたことにより、報復として下された命令が150人の捕虜の処刑というもの。

その捕虜の中には、占領批判のビラを配っていただけの17歳の少年もいた。

 

戦争になると多くの若者の命が散っていく。

どの国においてもそう。

今も昔も変わらずおなじこと。